この記事で解決できる疑問・悩み
1.介護職の面接で自己PRをどうまとめたらよいか分からない
2.そもそも面接官は自己PRで何を知ろうとしているの?
3.参考になる自己PRの例文はないの?
4.自己PRをまとめる時の注意点があれば知りたい
今回は、これらの疑問やお悩みを全て解決します。
記事を書いている人
Ke
職業:介護施設経営、経営コンサルタント
経歴:大手証券(営業)→大手不動産(経営企画)→大手転職サービス(部長)→起業(代表取締役)
1,000人以上の面接・採用意思決定を経験し、介護施設を10年経営しています。
"経営者(採用する側)"の視点から、求職者(採用される側)の方を成功に導くお仕事情報をお届けしています。
この記事のゴール
1.面接官の心を掴む自己PRのまとめ方が分かる
2.面接官が自己PRで知ろうとしていることが分かる
3.具体例を参考に採用担当者の心に響く自己PRをまとめられる
4.自己PRをまとめる際に気をつけることが分かる
「自己PRって何を書けば良いの?」。
「PRできることが何もない」。
介護職の面接を控えた方からよく聞くお悩みですね。
自己PRは、採用担当者が面接で最も重視する項目の1つです。
そこで今回は、私の面接官としての経験から「面接官が自己PRで知りたい5つのこと」について解説します。
そして「自己PRをまとめる前に行う3つのこと」と、「自己PRをまとめる時の5つのポイント」も説明します。
また実際の「5つの自己PRの参考例文」も紹介しますよ。
さらに「自己PRでやってはいけない3つのこと」についても説明しますね。
この記事を最後まで読めば、面接官の意図が良く分かりますよ。
そして、その意図が分かれば、あとは記事で紹介したことを実践するだけで、面接官の心を掴むあなたらしい最高の自己PRができあがるでしょう。
では、スタートします!
面接官が自己PRで知りたい5つのこと
まずは「どうして自己PRが重要なのか?」について見ていきましょう。
その理由は、採用担当者の視点に立ってその気持ちを理解すれば見えてきますよ。
ここでは、面接官の気持ちを紹介しながら「面接官が自己PRで知りたい5つのこと」を解説します。
結論は、以下の5つですね。
面接官が自己PRで知りたい5つのこと
1.人間性が事業所に合っているか
2.目標に向けて努力した経験があるか
3.コミュニケーション能力はあるか
4.事業所にどう貢献できるのか
5.入社の意欲や熱意は強いか
では、順に見ていきましょう。
1.人間性が事業所に合っているか
この時の面接官の気持ち
「一緒に働きたいと思えるだろうか」
人間性が自社の社風に合っていて、一緒に働きたいと思えるかを面接官は確認しようとしています。
介護業界では、年齢や性別、経験などよりも志や想い、情熱などの気持ちや人間性が重視される傾向にあります。
自己PRを通して人間性への理解を深め「自社の風土に合っているか」、「一緒に働きたいと思えるか」を面接官は把握しようとしているんですね。
なお、社風や風土は事業所によって様々で、WEBサイトや施設見学などで概ね理解することができるので、必ずチェックしましょう。
そのうえで「協調性」や「成長意欲」など、自分の人間性を活かせる社風を持った事業所を選ばないとミスマッチになるので気をつけましょう。
2.目標に向けて努力した経験があるか
この時の面接官の気持ち
「困難な状況でも乗り越えられるだろうか」
苦境や苦難を乗り越えられそうかを、面接官は知りたがっています。
介護の仕事は、身体介助や不規則な勤務による体力的な負担や、ご利用者様との別れといった精神的な負担など、困難な状況が少なくありません。
そんな時でも、簡単に辞めることなく、一緒に苦難に立ち向かい乗り越えてくれる人を面接官は求めているんですね。
困難を乗り越えた経験を具体的なエピソードを交えて自己PRとして伝えられると、面接官の心を掴み採用がグッと近づきます。
3.コミュニケーション能力はあるか
この時の面接官の気持ち
「周囲とうまく関ったり連携できるだろうか」
面接官は、周囲の方とうまく関わったり連携して仕事を進められそうかを知ろうとしています。
介護の仕事は、ご利用様やご家族様、スタッフなど、多くの人との関わりが求められます。
特に職場では、異なる職種の人たちと連携してケアに当たるため、周囲と円滑なコミュニケーションを取れることは介護職に必須の資質なんですね。
自己PRを通してコミュニケーション能力をアピールすることで、面接官に好印象を与えられますよ。
4.事業所にどう貢献できるのか
この時の面接官の気持ち
「どんな貢献をしてくれるだろうか」
事業所に対して具体的にどう貢献し、どんなメリットを与えてくれそうかを面接官は知ろうとしています。
面接官は「会社に貢献してくれそうな」人を採用することに対し責任を負っています。
介護現場には色々な経験やスキルを活かせる場がありますが、自己PRを通して、具体的にどんな貢献ができどんなメリットを事業所にもたらしてくれそうかを、見極めようとしているんですね。
入社後のあなたの活躍を面接官がイメージがしやすいよう、具体例などを交えてアピールすると良いでしょう。
5.入社の意欲や熱意は強いか
この時の面接官の気持ち
「うちに入社する意思は強いのだろうか」
自社に入社する意思がどのくらい強いのかを面接官は知りたいと考えています。
実は私は、経験やスキルがとても優れているのに、当社のことを事前に全く調べずに面接に来られる方をたくさん見てきました。
そしてそのような方は、私の事業所とは全く関連のない自己PRばかりをされます。
本当に入社意欲が高いのであれば、入社希望の事業所のことを十分学んだ上で面接にきますよね。
自己PRを通して面接官は、自社への入社意欲と熱意を見極めようとしていることを忘れないでくださいね。
なお、そもそも「履歴書の書き方を知りたい」という方は、こちらの記事を読んでくださいね。
これを読むと、私が書いた履歴書のお手本に沿って具体的な書き方と注意点を学べ、面接官の心に響く履歴書が書けるようになりますよ!
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見本から学ぶ!介護職の履歴書の書き方を転職と介護のプロが解説!
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自己PRをまとめる前に行う3つのこと
ここからは、実際に自己PRをまとめる前にやるべきことを3つ紹介します。
自己PRをまとめるには、数多くの情報を整理する必要があります。
特に、どうまとめたら良いか分からない方は必ず行うべき作業ですね。
内容が曖昧な文章やありきたりの文章では、想いは伝わりません。
採用担当者にあなたの熱い想いと熱意を正しく届けるため、下記の3つの方法で情報を整理しましょう。
自己PRをまとめる前に行う3つのこと
1.経験や実績を整理する
2.応募先の求める人物像を整理する
3.どう貢献できるかを整理する
では、それぞれ解説します。
1.経験や実績を整理する
最初に行うのは「過去の経験や実績を整理」し、アピールできる情報を明確にすることですね。
時系列に沿って、自分がしてきた経験や実績で、仕事に活かせそうなものを箇条書きに並べてみましょう。
経験については、前述した「目標に向けて努力した経験」を具体例を交えて書くと良いですね。
介護未経験の人は、培った経験や成果、顧客や上司・同僚に褒められたことなどが介護業界でも自己PRに活かせますよ。
経験のある人は、介護職を通して習得したことや担った役割、具体的な成果が分かるように書くと良いですね。
2.応募先の求める人物像を整理する
次に、応募先が求める人物像がどんなものか、情報を整理しましょう。
自分の人間性やスキルが応募先の求める人物像に合わないと、どれだけ優れたアピールをしても採用してもらえません。
そのためには、WEBサイトや求人票、施設見学などで事前に応募先の情報を十分に収集することが重要ですね。
経営理念や運営方針、募集要項などを入念に確認し、応募先が求める人物像にマッチする自分のアピールポイントを見つけ出しましょう。
面接官に「自分たちが求めていた人材だ」と思わせられるよう、応募先のニーズを正確に読み取ることを心がけてくださいね。
なお、応募先に無理に合わせようとすると将来的に後悔することがあります。
あくまでも「相手に自分を合わせる」よりも「自分に合った相手を選ぶ」ことが大切ですね。
人材不足のため、求職者に圧倒的に有利な介護業界では、選択肢が豊富にあるのできっと自分に合った事業所を見つけることができますよ。
なお「施設見学って本当に必要なの?」と疑問の方は、こちらの記事で解決できます。
これを読めば、施設見学の5つのメリットや、当日の服装と注意すべき4つのマナー、5つのチェックポイント、聞くべき5つの質問など、施設見学の重要性や知識が幅広く身につきますよ!
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介護の転職前に施設見学は必要?服装は?疑問を介護経営者が解説!
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3.どう貢献できるかを整理する
最後に、自分が応募先にどう貢献し力になれるのかを整理しましょう。
前述した通り「事業所にどう貢献できるか」は、自己PRを通して採用担当者が必ず知りたい内容です。
これまでの経験や知識・スキルなどの長所を発揮し、それを活かして事業所に対してできることを具体的にしてくださいね。
どんな部分で力になりどういうメリットをもたらしてくれるのか、面接官があなたの活躍する姿を具体的にイメージできるように伝えることを意識しましょう。
自己PRをまとめる時の5つのポイント
ここからは、いよいよ自己PRをまとめる作業に入りますよ。
その際のポイントを5つ解説します。
具体的には、下記の5つがあります。
自己PRをまとめる時の5つのポイント
1.結論から伝える
2.人柄を伝える
3.具体的な経験やエピソードを伝える
4.事業所にどう活かし貢献できるかを伝える
5.強い入社意欲を伝える
まずは、例文を見て全体を捉えてみましょう。
では、1つずつ解説します。
1.結論から伝える
自己PRをする場合は、結論を最初に伝えましょう。
初めに「言いたいこと=アピールポイント」を伝えることで、面接官は最も大切なことを真っ先に把握できます。
その結果、その後の内容の理解がスムーズに進み、あなたの特長が伝わりやすくなりますね。
また、面接時間は限りがあり、採用担当者もヒマではないため、結論を最初に伝えることで面接官の仕事の効率化につながり印象がアップしますよ。
2.人柄を伝える
介護は人と人が直接触れ合う仕事のため、人柄は重要な要素ですね。
ご高齢の方と関わる介護業界では、コミュニケーション能力や礼儀作法、優しさや思いやりなど、人柄や人間性が重視される傾向にあります。
また、介護職の実績は数値化して評価できるものではないことも、人柄のアピールが大切な理由といえます。
経験や資格、特技などは履歴書や職務経歴書を見れば分かります。
自己PRの場は、これらの書類では分からない、あなたの「人となり」を伝えることが目的であることを忘れないでくださいね。
3.具体的な経験やエピソードを伝える
面接官があなたの意図をよりイメージしやすいよう、具体的な経験やエピソードを伝えましょう。
単に「飲食店でたくさんのお客様と接していました」というありきたりの言葉では、あなたの熱意は伝わりません。
実際に経験した「あなただけ」のエピソードを、想いのこもった自分の言葉で書くことで重みや説得力が増します。
そして、面接官の心に響き採用の可能性が大きく高まりますよ。
ただし、多ければ良いわけでなく、要点を簡潔にまとめて2つ程度に絞ってまとめましょう。
また、介護経験のある方は、具体的な経験や何を学び介護職として成長してきたかなどを伝えると良いですね。
4.事業所にどう活かし貢献できるかを伝える
自分が事業所で活躍し貢献できることを具体的にアピールしましょう。
事業所に貢献できない人が採用されることはありません。
「どんな場面」で「どんな風に」貢献できるのかを、自分の長所や強みを根拠にして具体的に伝えることが大切です。
前述した、過去の経験やエピソードを盛り込むと良いですね。
「この人はうちで活躍してくれそうだ」と面接官にイメージさせることができれば、採用に大きく近づきますよ。
5.強い入社意欲を伝える
「ぜひ入社したい」という強い意思を伝えることが重要ですね。
当たり前のことですが、入社意欲の低い人を採用したいと思う採用担当者などいません。
応募先の事業所で働きたいと思う明確な理由、そして熱意を面接官にしっかり届けましょう。
なお、面接官は、募集要項の内容や企業理念などの基本情報を事前に調べていることを前提に面接を進めます。
よって、基礎知識がないと「うちで働く気があるのか?」と思われ採用してもらえないので、事前の情報収集をおろそかにしてはいけませんよ。
5つの自己PR例文集
自己PRのまとめ方について、大分イメージができてきたことでしょう。
ここからは例文を紹介しますので、あなたらしい自己PRをまとめるための参考にしてくださいね。
なお、例文は置かれた状況別に下記の5パターンあります。
自己PRの例文5パターン
1.未経験の場合
2.介護職としてキャリアアップする場合
3.別形態の事業所へ転職する場合
4.異なる職種へキャリアアップする場合
5.ブランクがある場合
では、1つずつ見ていきましょう。
1.未経験の場合
私は、コミュニケーションを通して相手の意思を汲み取ることが得意です。
周囲の人からは、「聞き上手だね」とよくお褒めいただくことがあります。 前職は飲食店に勤務していましたが、お客様にご迷惑とならない程度にコミュニケーションを積極的に取るよう心がけていました。 それは、その方の嗜好やライフスタイルや考え方などを把握することで、よりご満足いただけるサービスを提供できると考えていたからです。 その結果、たくさんのお客様と徐々に信頼関係を構築でき、好みの量や苦手な食材などの様々な情報を把握でき、気の利いたサービスができるようになりました。 介護業界に従事した経験はありませんが、入社後はこの長所を活かし、ご利用者様の気持ちの把握に努め、思いを汲み取った温かなサポートを体現し、ご利用者様満足度を高め事業所に貢献したいと考えております。 最後に、貴社の「ご利用者様第一主義」という理念に強く共感し、貴社において自分の思い描く介護を実現したいと強く思っております。 |
2.介護職としてキャリアアップする場合
私は、現状に満足せず、日々成長をするための意欲に溢れています。
また「努力家でいつも前向きだね」と周囲の方からご評価いただいています。 これまで4年間、特別養護老人ホームで経験を積んでまいりました。 未経験から始めたのですが、入職前に介護職員初任者研修を修了し、1年後には介護福祉士実務者研修を修了しました。 最初はうまくできないことも多かったのですが、資格取得に励む過程で、実際に学んだことを現場に落としこめるようになり、学んだことが役に立つことが分かると、勉強も日々の業務もとても楽しくなりました。 現在は、さらなるスキルアップのため介護福祉士取得のための勉強を進めています。 私は、知識とスキルの向上がご利用者様の満足度を高め、最終的に事業所への貢献につながると考えています。 多くの活躍の場があることを拝見し、これまでに学んだ知識やスキルと成長意欲を活かして、貴社の発展の力になりたいと強く思っております。 |
3.別形態の事業所へ転職する場合
臨機応変な対応力と引き出しの多さが私の強みです。
また、自他ともに認めるアウトドア派で、フットワークと行動力に溢れていると友人に言われます。 介護経験は10年あり、訪問介助事業所で3年、老人保健施設で4年、デイサービスで3年の経験を積んできました。 これまで、自分の見識を拡げるためあえて異なる形態の事業所を経験してきました。 特徴やケアの内容が異なる環境で業務の幅を広げつつ、幅広い視点で介護を捉えることができたことは私の財産だと考えております。 この経験から、どのようなご利用者様でもどんな場面でも、過去の対応経験を活かして臨機応変に適切な対応ができると自負しており、この部分で貴事業所へ貢献できると思っております。 積極的で主体的に問題解決できる人材をお求めであると募集要項で拝見し、自分の強みをそのまま発揮できると考え、入社を強く志望しております。 |
4.異なる職種へキャリアアップする場合
私は責任感が強く、人との信頼関係を大切にして人生を歩んできました。
上司や同僚からは「誠実で真面目だね」というお言葉をよくいただきます。 これまで、有料老人ホームで5年間、その後は介護福祉士を取得し特別養護老人ホームで5年間経験を積んでまいりました。 そして、仕事への真剣に取り組む姿勢と周囲の方へ誠実に接する姿が評価され、3年前から主任として責任ある役割を担ってきました。 しかし2年ほど前から、介護職として介護現場でご利用者様のサポ―トをする過程で、介護を必要とする方の人生により深く関わりたいという意識が芽生え始めました。 そのため、ご利用者様が介護サービスの選択をする段階から関わり、最適なサービスを提案することでより深い関係を築けるケアマネージャーの仕事に興味を抱き、先日資格を取得いたしました。 持ち前の責任感を活かし、ご利用様やご家族様に心から信頼していただけるケアマネージャーとなり、貴事業所にお力添えしたいと考えております。 実務経験がなくても懇切丁寧にご指導をいただける旨を求人票で拝見し、早期に戦力となり貢献をしたいと強く思っております。 |
5.ブランクがある場合
私は、出産と子育てを経験する中で、気配りと思いやりの心を磨いてきました。
新卒でデイサービスで6年間勤務していましたが、結婚のために退職し、育児に専念してきました。 しかし、娘がこの春より保育園に通えることになり、大好きな介護の仕事をまた始めたいと考えております。 昔から家族や友人に「優しくて気が利くね」と言われていたのですが、出産と子育てを経験し、命への感謝や弱い者を思う優しさ、常に様子に気を配る心をさらに磨くことができました。 これは、介護現場でも活かせるスキルと考えており、介護を必要とする方に常に気配りをし優しく思いやりながら、生きるためのサポートをすることで貴事業所に貢献したいと考えております。 ブランクがある方や子育て中のママに優しい職場とお聞きし、ぜひともお役に立ちたいと考え入社を強く志望しております。 日々の業務と並行して勉強にも取り組み、ブランクを埋め早く戦力となれるよう努力してまいります。 |
自己PRでやってはいけない3つのこと
ここまでで、自己PRをまとめる力はついたことでしょう。
でも、自己PRで決してやってはいけないことが3つあります。
こちらを最後に紹介しましょう。
それは、以下の3つですよ。
自己PRでやってはいけない3つのこと
1.公表済みの例文のコピペ
2.内容が具体的になっていない
3.他の業界でも使える内容になっている
では、順に解説します。
1.公表済みの例文のコピペ
WEBや書籍などですでに公表されている例文をそのままコピペしてはいけません。
他者が書いた自己PRの例文集には、当然ながらあなた独自の想いや意思は入っていません。
「自分の経験したこと」を「自分の頭で考えたフレーズ」を使い「自分の言葉」でまとめなければ、面接官にあなたの熱意は届きません。
それに、私もそうですが、採用担当者は数百、数千の面接を経験している人も多く、例文のコピペかどうかは一瞬で見抜けるんですよ。
面接という大切な場で「手抜き」をする人は、絶対に採用されることはありません。
今回私が紹介した例文も含め、あくまでも「参考」にとどめ、あなたらしい「オリジナル」の自己PRを完成させてくださいね。
2.内容が具体的になっていない
説得力に欠けるため、自己PRを抽象的な内容にしてはいけません。
例えば「現場業務を通して多くの苦労を乗り越えてきました」という抽象的なアピールをした場合、面接官からどんな言葉が返ってくるでしょう?
間違いなく「具体的にどんな業務でどんな苦労を乗り越えたのですか?」という言葉ですね。
抽象的な内容では相手になにも伝わらず、採用は遠のくだけです。
具体的な経験やエピソードがあることでその情景が面接官の目に浮かび、イメージしやすくなり印象に残ります。
そして、それが合否を左右することを決して忘れないでくださいね。
3.他の業界でも使える内容になっている
他の業界の面接でも使える当たり障りのない内容にしてはいけません。
どの業界でも汎用的に使える内容の自己PR例文集もありますが、それを参考にしても決して高評価にはなりません。
あなたが志望しているのは、介護業界です。
介護に関係する内容を具体的にアピールしないと、面接官は、あなたが介護事業所で活躍できそうかを判断できませんよね。
また、自分の頭で考えていない内容は「介護業界や応募先への意欲や情熱不足」と捉えられ、良い結果を生まないことを覚えておきましょう。
まとめ
では、改めて内容をもう一度おさらいしましょう。
今回解決した悩み・疑問は以下の4つでした。
1.介護職の面接で自己PRをどうまとめたらよいか分からない
2.面接官は自己PRで何を知ろうとしているの?
3.参考になる自己PRの例文はないの?
4.自己PRをまとめる時の注意点があれば知りたい
自己PRを通して面接官の知りたいことが5つあることが分かりましたね。
また、自己PRをまとめ始める前に、3つの方法で情報を整理すると良いことも学べたことでしょう。
そして、自己PRをまとめる時のポイントが5つあることを理解し、実際の参考例文も5つ頭に入ったと思います。
さらに、自己PRをまとめる上でやってはいけないことが3つあることも分かったことでしょう。
自己PRもそうですが、面接で大切なのは「採用担当者の視点になって気持ちを理解すること」です。
面接官の気持ちが分かれば、その気持ちに寄り添って、あらゆる質問に的確に答えることができます。
この記事を参考に、あなたが面接で上手に自分をアピールし、内定をゲットできたらとても嬉しいです。
なお、自己PRは分かったけど、志望動機の書き方を知りたい方はこちらの記事を読んでください。
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では、今回は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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