この記事で解決できる疑問・悩み
1.介護の転職では事前に施設見学した方が良いの?
2.服装など、施設見学の際のマナーを知りたい
3.見学時に施設のどんな点をチェックしたら良いの?
4.現地で何か質問すべきことはある?
今回は、これらの全ての疑問やお悩みを解決していきますね。
記事を書いている人
Ke
職業:介護施設経営、経営コンサルタント
経歴:大手証券(営業)→大手不動産(経営企画)→大手転職サービス(部長)→起業(代表取締役)
1,000人以上の面接・採用意思決定を経験し、介護施設を10年経営しています。
"経営者(採用する側)"の視点から、求職者(採用される側)の方を成功に導くお仕事情報をお届けしています。
この記事のゴール
1.施設見学をするメリットが分かる
2.適切な服装など、施設見学の際のマナーが分かる
3.見学時にチェックすべきポイントが明確になる
4.現地で質問すべきことが明確になる
「介護施設で働きたいけど、応募の前に施設見学をした方が良いの?」。
これから介護を志す方や既に介護職として働いている転職希望者の方から、こんな質問をよくいただきます。
転職活動をする方は誰しも「自分に合った職場で長く働きたい」と思うはずですよね。
そのために重要なのが、自分にマッチした施設かを事前にある程度確認すること。
それができるのが「施設見学」です。
そこで今回は「施設見学をする5つのメリット」を解説しますね。
そして、見学の際の「望ましい服装」や「守るべき4つのマナー」、「見学時の5つのチェックポイント」も説明します。
さらに「見学の際に聞いておきたい5つの質問」についても紹介しますよ。
読み終えると、施設見学の際に必要な全般的な知識が身につき、自分にマッチした職場を見つけられる可能性が高まるはずです。
では、スタートしましょう!
目次
施設見学をする5つのメリット
「施設見学なんて面倒くさい」。
もしこう思っているあなたは、すぐに考えを改めてください。
施設見学には必ず出かけましょう。
一言で「介護」の仕事といっても、実は事業形態や規模、雰囲気やサービスの質などは事業所によって大きく異なります。
施設見学に出かけることで、各事業所の特徴を実際にその目で確認できるというメリットがあるんですね。
そして、それにより入社後のミスマッチを大きく減らすことができます。
具体的には、下記の5つを確認できるメリットがありますね。
施設見学で確認できる5つのこと
1.施設の雰囲気
2.サービスの質
3.労働環境
4.入社後に担う業務・役割
5.疑問や不安点
順に見ていきましょう。
1.施設の雰囲気
求人情報やWEBサイトからは事業所の雰囲気は伝わりません。
施設見学をすることで、自分の目や耳で雰囲気を感じ取ることができ、自分に合っているかを判断できるといえます。
2.サービスの質・レベル
事業所のスタッフが働く姿やご利用者様の様子を見ることで、ある程度サービスの質を把握できます。
スタッフの言葉遣いや動作などからは、サービスの質の高さを垣間見れますよね。
他方、ご利用者様の様子や状態からは、サービスに必要なスキルが自分のレベルに合っているかを確認できるでしょう。
3.労働環境
スタッフの動作やスピード、ご利用者様に対するスタッフの数を見ることで、事業所の労働環境が見えてきます。
1人に係る負荷が多すぎないか、スタッフ数が少なく忙しすぎないか・・・など。
これらが事前に分かれば、入社後にギャップを感じ後悔するリスクを減らせるでしょう。
4.入社後に担う業務・役割
介護事業所は事業形態により提供サービスが異なり、介護職が担う業務や役割も変わってきます。
よって、施設見学で実際の業務を見ることにより、入社後の自分の働き方をイメージできます。
自分が担う業務や役割が明確になることで「思い描いていた仕事と違う」と入社後に後悔することもなくなるでしょう。
5.疑問や不安点
施設見学は、人事担当者が案内をしてくれるケースがほとんどです。
そのため、応募の時点で抱いていた疑問や不安点を直接質問し、確認することができます。
応募前に疑問や不安を解決できることで、転職活動を効率よく進められるようになりますね。
施設見学の3つの申し込み方法
さて、施設見学は具体的にどう進めたらよいのでしょうか?
WEBサイトや求人票などに「施設見学できます」などと明示している事業所ばかりではありません。
そのため、施設見学を申し込む際は、まずは見学が可能かどうかを確認する必要があります。
それを踏まえ、施設見学の申し込み方法を3つ紹介しますね。
施設見学の3つの申し込み方法
1.電話やWEBサイトで直接申し込む
2.面接時に依頼する
3.転職サイトの担当者に依頼する
1つずつ解説します。
1.電話やWEBサイトで直接申し込む
電話の場合は、業務の合間を縫って対応してくれることに感謝し、丁寧な言葉で端的に用件を伝えましょう。
WEBサイトからの場合は、問い合わせフォームからメッセージを送信するのが良いですね。
いずれの場合も必ず伝えるのは「氏名・連絡先」、「求職者であること」、「施設見学の可否」、「可能な場合は先方の都合」の4項目です。
そして、施設側の都合と自分の予定を調整し、日時を予約した上で伺いましょう。
2.面接時に依頼する
面接時に施設見学をするのは、介護業界ではよくありますね。
施設側から案内されることも多いですが、あなたから依頼する場合は、面接が終了するタイミングで面接官に直接お願いしましょう。
ただし、施設側の都合で当日の見学が難しいこともあるため、見学可能な別の候補日をいくつか用意しておくと良いですね。
入社意欲や関心の高さが採用担当者に伝わり、採用に大きく近づきますよ。
なお「介護の面接にはどんな服装で臨めば良いの?」とお悩みの方は、こちらの記事がお勧めです。
面接官に好印象を与えるベストな服装と身だしなみのポイントを詳しく解説しており、実践することで内定にグッと近づきますよ。
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面接官に好印象!介護の面接にベストな服装を介護経営者が解説!
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3.転職支援サービスの担当者に依頼する
数多くある介護専門の転職支援サービスを利用して、施設見学を依頼することもできますよ。
転職支援サービスには「サイト型」と「エージェント型」があります。
そのうち「エージェント型」サービスでは、介護業界に精通した専任の担当者(キャリアアドバイザー)がつくんですね。
そしてこの担当者が、希望に合う施設の紹介から面接の段取り、条件交渉まで転職に関する様々なサポートをしてくれます。
もちろん施設見学の段取りもしてくれるので、依頼をすると良いでしょう。
また、応募先の内情にも精通しているので、雰囲気や労働環境などを事前に知ることができます。
ぜひこの転職エージェントを有効活用してみてくださいね。
ちなみに、数ある介護専門の転職支援サービスの中から、転職と介護の専門家として厳選した転職エージェントを4社だけ紹介します。
サイト名 | サイト形態 | 求人数 | 対応地域 | サポート |
ミラクス介護 | エージェント型 | ◎ | 〇 | ◎ |
かいご畑 | エージェント型 | 〇 | 〇 | ◎ |
きらケア介護求人 | エージェント型 | ◎ | 〇 | ◎ |
介護ワーカー | エージェント型 | ◎ | ◎ | ◎ |
なお、こちらの記事では、上記の4社を含む介護専門の転職支援サービス厳選5社について、それぞれ特徴を詳しく解説しています。
これを読めば、満足度の高い転職活動ができ、きっと希望に合った介護事業所への転職に成功しますよ!
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転職と介護のプロ経営者が厳選!今使うべき5つの介護転職サイト
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施設見学の際の望ましい服装
さて、施設見学にはどんな服装で臨むのが良いでしょうか?
見学時の服装に特別なルールはありません。
しかし、施設見学はあくまでも「転職活動の一環」であることを踏まえると、スーツで伺うのが望ましいといえますね。
ただし、事業所側から「カジュアルな服装で」という指示があった場合はこの限りではありません。
その場合でも、カジュアル過ぎない「オフィスカジュアル」を心がけましょう。
男性は襟付きのシャツにジャケット、スラックス、女性はブラウスにジャケットやカーディガン、スカートまたはスラックスが無難ですね。
また、洋服だけでなく、髪型やメイク、アクセサリー、バッグや靴などにも意識を向けることも重要です。
相手に好印象を与えるよう「採用活動というビジネスの場」にふさわしい清潔感ある格好を心がけてくださいね。
施設見学の際の4つのマナー
施設見学の際は、節度よくマナーを守って行動しなければなりません。
介護施設は、ご利用者様の生活の場であり、介護スタッフが働く職場でもあります。
つまり、人の家に上がらせていただいていることや、人の職場に入れていただいていることを意識する必要がありますね。
また、あなたが将来の職場を見極めるだけでなく、あなた自身も見定められていることも頭に入れておきましょう。
ここでは、見学の際に留意すべきマナーについて4つ紹介しますね。
具体的には、以下の4つです。
施設見学の際の4つのマナー
1.明るく笑顔で挨拶をする
2.声のトーンや足音を抑える
3.プライベート空間には立ち入らない
4.適切な持ち物を持参する
では、1つずつ解説します。
1.明るく笑顔で挨拶をする
社会人としてはもちろん、人として当然の行為ですね。
ご利用者様やスタッフに対し笑顔もなく挨拶もできない人が、一緒に働きたいと思ってもらえるでしょうか?
相手よりも先に自分から明るく笑顔で元気に挨拶し、皆さまから歓迎されるよう心がけましょう。
2.声のトーンや足音を抑える
前述の通り、介護施設はご利用者様の生活の場です。
邪魔にならないよう、声のトーンや足音などはできるだけ抑えましょう。
また、認知症の方には音や光に敏感な方もいて、大きな音でショックや刺激を受け不穏になるケースもあるため、留意してくださいね。
3.プライベート空間には立ち入らない
ご利用者様のプライバシーを守ることも、大切なマナーですね。
特養や有料老人ホームのような「居住型」の施設では、居室はご利用者様のプライベート空間です。
また、浴室やトイレなども、人には見られたくないスペースですよね。
ご利用者様のプライバシーに配慮し、スタッフの案内に沿ってマナーを守って見学しましょう。
4.適切な持ち物を持参する
手ぶらで施設見学に出かけるのはN.G.ですよ。
担当スタッフの説明やあなたが聞きたいことをメモできるよう、筆記用具は必須です。
また、ハンカチやティッシュ、女性の場合は伝線した時のために予備のストッキングも用意しておくと安心でしょう。
なお、施設のパンフレットなどをいただくこともあるため、A4サイズの書類が折らずに入るサイズのバッグで伺うと良いですね。
施設見学でチェックすべき5つのポイント
さて、実際の施設見学では、いくつか注目して見ておきたい点がいくつかあります。
それは、あなたがその事業所で働きたいかを左右する、重要な判断材料になるといえます。
必ずすべてをチェックし、要点をメモにまとめてきましょう。
具体的には以下の5つですね。
施設見学でチェックすべき5つのポイント
1.スタッフの表情や態度
2.ご利用者様への接し方
3.ご利用者様の表情や様子
4.施設の清潔感・衛生状態
5.サービスの質・レベル
順に見ていきましょう。
1.スタッフの表情や態度
スタッフの表情や態度をチェックすると、とても多くのことが見えてきますね。
施設全体の雰囲気は、スタッフの表情や挨拶、言葉遣い、服装や容姿などを見るとほぼ分かります。
暗い表情に元気のない挨拶、乱雑な言葉遣いや汚れた服装などが見られる施設で働きたいでしょうか?
そのような施設は、事業所自体の理念や方針、教育・指導体制に問題があるといえます。
スタッフが常に笑顔で明るく声かけをし、綺麗に洗濯された衣服を身につけ、整った髪型やナチュラルなメイクで業務に当たっているかをしっかりとチェックしましょう。
また、施設見学申し込みの時の対応や、現場の案内をしてくれた担当者の接し方、すれ違ったスタッフの表情や挨拶などにも注目してくださいね。
2.ご利用者様への接し方
ご利用者様に対するスタッフの接し方から、事業所のサービスへの意識の高さが分かります。
ご利用者様に対し横柄な態度で接したり、雑な扱いをしていないかをしっかり確認しましょう。
同時に、正しい敬語を使わずため口や命令口調で声かけをしたり、尊厳を無視した子ども扱いをしていないかもチェックしてくださいね。
スタッフ個人の人間性の問題でもありますが、上記が見られる場合は、事業所が適切に教育・指導していないということです。
そしてそのような職場は、労働環境や人間関係も劣悪なケースが多いですね。
スタッフのご利用者様への接し方をじっくりと見て、一緒に働きたいと思えるかを冷静に判断しましょう。
なお、介護現場で求められる「接遇」について知りたい方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
これを読めば、接遇が重視される4つの理由と介護現場で実践すべき5つの接遇マナー、介護職が接遇を習得する2つのメリットが分かりますよ。
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介護職は接遇を学ぼう!基本知識と習得のメリットを介護経営者が解説
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3.ご利用者様の表情や様子
ご利用者様の表情や様子からも、事業所のサービスに対する意識の高さを測れますね。
介護の主役はご利用者様です。
介護職はあくまでも「ご自分らしい生活を送れるためのサポートを行う」ことで、ご利用者様が主体でなくてはなりません。
しかし、慌ただしさから自分本位で流れ作業のようなサービスをしている事業所も少なくないんですね。
介護の仕事は、ご利用者様がいて初めて成立するもの。
その介護の本質を理解し、ご利用者様本位のサービスを理念に掲げる事業所には、情熱溢れるスタッフが集まり定着しているはずです。
そして、介助の度に的確に声をかけ、お相手のペースに合わせたサービスを行っている施設のご利用者様は、笑顔で穏やかな様子が見られるでしょう。
施設見学の際は、意識してご利用者様をじっくり観察してみてくださいね。
4.施設の清潔感・衛生状態
事業所の清潔状態や臭いなども大切なチェックポイントです。
介護事業所の業務には、身体介助や生活援助はもちろん、施設内外の美化や環境整備も含まれます。
ご利用者様の生活の場である介護施設は、衛生管理の行き届いた清潔感溢れる綺麗な空間であるべきでしょう。
それができていない事業所は、人手不足に苦しみ日々のケアだけで精一杯になっている可能性があります。
また、そもそも問題視もせず改善しようという風土が組織自体にないのかもしれません。
そのような事業所は介護自体の質も高いとは思えませんよね。
そして、入社しても後悔する可能性が高いので、施設見学の際にじっくりと見極めましょう。
5.サービスの質・レベル
サービスの質やレベルが自分に合っているかも意識すべきポイントです。
例えば、ご利用者様お1人お1人にじっくりと時間をかけサービスする事業所もあれば、効率よくスピーディに進める施設もあります。
また、疾患や身体状況から高いスキルを求められる事業所もあるでしょう。
そのため、その事業所のサービスの質は自分の希望に合っているのか、自分のスキルやレベルで対応できそうかを見極めることが重要です。
事業所の方針に共感し、背伸びせずに長く働き続けるためにも、見学の際はサービスの様子をじっくりと観察してきましょう。
施設見学で聞いておきたい5つの質問
施設見学で、自分の知りたかったこと全てを知ることは難しいでしょう。
そのため、疑問や不安に思ったことを質問し、クリアにするのが良いですね。
また、積極的に質問をする姿勢は担当者に必ず好印象を与えるのでお勧めです。
ただし、やみくもに質問してはいけません。
施設見学の時間は限られており、担当者もヒマではありません。
よって、事前に要点を絞って端的にまとめ、3~5つ程度に厳選した上で質問をしましょう。
ここでは、ぜひ聞いておくべき質問を5つ紹介しますね。
施設見学で聞いておきたい5つの質問
1.サービスの特徴や他施設との違い
2.ご利用者様の特徴や平均介護度
3.1日の業務スケジュール
4.スタッフの人員配置・勤務シフト
5.新人教育や研修制度
では、それぞれ解説します。
1.サービスの特徴や他施設との違い
理念や方針は事業所によって千差万別です。
よって、それらに共感できる施設でないと長く働くことが辛くなるでしょう。
事業所がどんな理念や方針で、何にこだわってサービスをしているかを把握することで、入社後のミスマッチを防ぐことができますね。
2.ご利用者様の特徴や平均介護度
事業所によって、求められる業務や必要なスキルのレベルは異なります。
ご利用者様の特徴によっては、特定の疾患やケアについての高い知識が求められることがありますね。
また、平均介護度からは、介助に必要なスキルのレベルや身体への負担度合いが想定できます。
自分が活躍できそうかを事前に判断するため、質問をすると良いでしょう。
3.1日の業務スケジュール
同じ形態の事業所であれば、1日のタイムスケジュールは大きく異なるわけではありません。
しかし、理念や方針の違いから、レクリエーションに時間を割く施設もあれば、食事や入浴にじっくりと時間を費やす事業所もあるでしょう。
1日の流れを事前に知っておくことで、実際に働くイメージをしやすくなり、転職に向けた心の準備ができるといえますね。
なお、介護職の仕事についてもっと深く知りたい方は、こちらの記事を読んでくださいね。
これを読めば、仕事内容や事業所の形態、給与、魅力やメリット、やりがいが手に取るように分かりますよ!
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4.スタッフの人員配置・勤務シフト
スタッフ1人当たりのご利用者様の人数からは、業務の慌ただしさが分かります。
また、勤務シフトからはおおよその生活リズムを想定することできます。
心身面への負担や家庭生活への影響などを事前に想定しておくことで、入社後に後悔することもなくなるでしょう。
5.新人教育や研修制度
新人指導に力を入れていることが分かれば、安心して働くことができますね。
そのような事業所は、スタッフを大切にしている証となります。
また、介護はご高齢者様の命を預かる仕事であり、施設側のサービスに対する責任と高い意識を見極める判断材料にもなりますね。
施設見学は重要な「選考」の場
最後に、施設見学の位置付けについて、施設経営者としての本音をお伝えしたいと思います。
見学の申し込みの際、担当者より「選考の場ではないので、カジュアルな服装で気楽にいらしてください」といわれることもあるでしょう。
でも、決して鵜呑みにしないでください。
施設見学は、紛れもない選考の場であると断言します!
履歴書や職務経歴書からは、あなたの経歴やキャリアは分かっても、人となりは分かりません。
また、面接では人間性や人となりはある程度分かっても、誰もが取り繕うため「素」のあなたを知ることは不可能ですね。
そのため、ご利用者様やスタッフと接する態度や歩き方、立ち居振る舞いなどを通して「素」のあなたはどんな人間なのかを知ろうとします。
それが、採用する側の施設見学の位置付けといえます。
採用の場にふさわしい服装や身だしなみ、ご利用者様やスタッフへ笑顔で明るく挨拶をする態度、音に配慮した声のトーンや歩き方、積極的な質問。
これらの全てを、見学時の案内担当者(人事担当者)は観察し、あなたを見極めているんですよ。
介護は、人と人とが直接触れ合い関わる仕事です。
ご利用者様を思いやり優しく接するだけでなく、仲間であるスタッフへの気配りなどのチームワークも重視されます。
それができているかどうかを見定めるのが施設見学の場であることを、ぜひ忘れないでくださいね。
まとめ
では、最後に学んだことをもう一度振り返りましょう。
今回解決した悩み・疑問はこの4つでした。
1.施設見学をするメリットが分かる
2.適切な服装など、施設見学の際のマナーが分かる
3.見学時にチェックすべきポイントが明確になる
4.現地で質問すべきことが明確になる
施設見学には5つのメリットがあることが分かったことでしょう。
また、望ましい服装と、注意すべきマナーが4つあることも学べましたね。
そして、見学時にチェックすべき5つのポイントと、聞いておくべき質問が5つあることも分かったと思います。
施設見学をすることで、入社後のミスマッチを減らすことができます。
そのため、ぜひ積極的に足を運び、理想の施設を見つけましょう。
また、繰り返しますが、施設見学は重要な「選考の場」です。
施設側があなたを見定めようとしていることを念頭に入れ「一緒に働きたい」と思われるような姿勢と態度で臨んでくださいね。
では、今回はここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
なお、介護職に転職しようと決意したら絶対に失敗したくないですよね。
こちらの記事を読むと、介護職への転職に成功する秘訣が手に取るように分かり、満足度の高い転職活動ができますよ!
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