面接でできないことを「できる」と言うことは基本的にはNGです。
正直に言いましょう。
しかし場合によっては「あり」です。
その程度の嘘をついても気合いや自分自身での勉強でカバーができるか?
です。
たとえば極端な例ですが、募集要項に「医師免許が必須」と書いている。
しかし実際は持っていないのであれば「持っている」と言ってはいけません。
しかし募集要項に「簿記3級が必要」と書いている。
今は持っていない。入社日は3ヶ月後。
それまでに、一日の内あなたが勉強に使える時間や、試験の日程日的に可能。
そういう計算を緻密に行い、一番大事な「あなたのやる気や気合い、絶対に取得できるという自信がある」のであれば勝負するのも一つの手ですよ、と言いたいのです。
ココに注意
最も重要なことは気合いや、入社日までの自己投資が足らなく、実際に資格が追いつかなかった時のあなたの就職先への態度です。
そう言う時は、たとえ会社から内定を頂いていたとしても絶対に事実は伝えましょう。
言わなければ会社側にも迷惑をかけることはもちろんですが、あなた自身も入社後に苦しくなります。
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目次
面接で、できないことをできると言うのは「基本的にNG」
面接でできないことをできると言うのは基本的にはNGです。
当たり前ですね。
理由は言うまでもなく、嘘をつくのは面接の時間を作ってくれている企業側に迷惑をかけ、内定が取れて入社ができたとしてもあなた自身の首を締めることになりかねないからです。
できないと正直に言うことのメリットは「ポテンシャル採用」
できないことを正直にできない、と言っても内定はする可能性もありますしメリットも大きいです。
それはできないと分かってて、今後のあなたの伸び代に期待してあなたを取る「ポテンシャル採用」という考え方が採用の現場では存在するからです。
ポテンシャル採用をされる為にも条件があり、
- 面接の受け答えや仕草、やる気などを通して「人柄が今後伸びる」と期待できるものか
- 学歴や職歴から「この人は頑張れる人と判断」できるか
- そのできないことは、入社後に「やる気や仕事への取り組みで習得可能か」
以上の3点を面接官に感じさせられれば問題ありません。
少し細かいかもしれませんが、面接前の質問に対する答え方を考える段階で「こう質問されたら、できないと言う。」の線引きをできるようにしておきましょう。
ポテンシャル採用で重視される意外なポイントは「人柄」
ポテンシャル採用で、「医師免許が必要だが持っていない」といった極端すぎる例を除いて最重視されるのが「人柄」です。
理由は、面接官も人間であり、「この人良いなあ」と思った人と働きたいと思うのが世の常だからです。
たとえば、簿記三級が採用条件として必須としている場合、
- 簿記三級の資格を持っているが目を見て話せられないAさん
- 簿記三級の資格は持っていないが、今後の資格習得意欲が高く、目を見て話せてコミュ力も高いBさん
あなたが面接官であれば、単純にどちらを採用し、上司に「こちらの人を採用しようと思っています」とプレゼンしやすそうですか?
よほどの緊急案件でない限り、会社はBさんを採用します。
ココがポイント
簿記三級程度の有無であれば数ヶ月の勉強で取れるからであり、それを面接官に「可能」と思わせ、好感の持てる人柄だからです。(=ポテンシャル有)
故に、面接官はしばしば「人柄」も重視し、意外とポテンシャル採用の判断します。
「できないことをできる」と言っても良い場合は、入社までに間に合わせられるか?
繰り返しますが、「できないことをできる」と言うことは基本的にはNGです。
しかし、「できる」と言い切っても良い場合もあります。
もう一度、先述の面接に来たBさんを例にします。
そして他に次のような条件があったとします。
- 入社日は4ヶ月後にしてもらえる
- 試験実施日は3ヶ月後(簿記三級は本気出せば3ヶ月の勉強で余裕で取得可能)
- 現職の仕事終わりに2時間+休日も勉強時間を確保できる
- 暗記は得意で自信もあり
- その会社にどうしても入社したい意思あり
- この面接しているポジションの案件が資格必須が緊急で重要か否か
- 仮に取得できなかった場合にあなたは入社までに「事実を伝えられる覚悟」がある
以上の場合「できる」と言って良いです。
あとで辻褄を合わせられるからです。
ここまでをしっかりと面接までにシュミレーションしましょう。
基本的に面接で「できないことをできる」と言うのはNGなのですから、面接を受ける側のあなたもここまでやって面接に臨むのが礼儀です。
ここまでできないのであれば正直に「できません」言いましょう。
「ポテンシャル採用」をしてもらえるように、今までの職歴や経験を棚卸し、面接本番において前向きな人柄が強調できる努力をするべきです。
結局は自分が「その会社に就きたいかどうか」の熱意次第
結局はあなたがその採用面接を受けている会社に就きたいか否かの熱意次第でもあります。
「できないことをできる」と言うのは、言い換えれば「悪魔に魂を売る」行為です。
自分の意思を貫く覚悟がなければやめておいた方が無難でしょう。
精神論のようになってしまいますが、あなたが「できると思えばできる」のです。
そこに他人の考え方は関係ありません。
- できるorできないのどちらを選ぶか?
- どちらを選んでも最後まで覚悟を持って自己責任にできるか?
意外と重要なのはこのような、人として正しい生き様なのです。
面接は人生の縮図と考えれば、自然と突破への道が拓けてきます。
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