この記事で解決できる疑問・悩み
1.介護の仕事をやめたいけど、みんなどんな理由でやめてるの?
2.介護の仕事をやめたいと思った時、どう対処すれば良い?
3.もしやめるとしたらどんな選択肢があるの?
4.次の転職に失敗しないためにどうすれば良い?
今回は、これらの疑問やお悩みを全て解決していきますよ。
記事を書いている人
Ke
職業:介護施設経営、経営コンサルタント
経歴:大手証券(営業)→大手不動産(経営企画)→大手転職サービス(部長)→起業(代表取締役)
1,000人以上の面接・採用意思決定を経験し、介護施設を10年経営しています。
"経営者(採用する側)"の視点から、求職者(採用される側)の方を成功に導くお仕事情報をお届けしています。
この記事のゴール
1.介護職の一般的な離職理由が分かる
2.介護の仕事をやめたいと思った時の対処法が分かる
3.やめたいと思った時の選択肢が分かる
4.次の転職に成功するためのポイントが分かる
「介護の仕事をやめたい」と思っても、後先考えずにやめるのではなく、一旦立ち止まって冷静に考えることが大切ですよ。
今回の記事では「介護職が介護をやめる主な理由」を紹介しながら、「やめたいと思った時の対処法」、「やめたいと思った時の選択肢」について解説します。
また「介護業界に残って働くことのメリット」と「他の介護事業所への転職に成功するポイント」も紹介しています。
読み終えるときっと、やめるにしろやめないにしろ、迷いが消え、自分が進むべき道が明確になりますよ。
それでは、スタートです!
目次
介護の仕事をやめたいと思う4つの理由
まず初めに、介護職が前職の介護の仕事をやめた主な理由について、客観的なデータを見てみましょう。
出典:介護労働安定センター 『令和元年度介護労働実態調査』
ここから読み取れるのは「介護の仕事自体が嫌でやめる」人は少ない、ということですね。
他にも様々な理由がありますが、それらを踏まえると「やめたい」と思う理由は4種類に分けることができます。
介護の仕事をやめたいと思う4つの理由
1.人間関係に関する理由
2.収入面に関する理由
3.運営環境に関する理由
4.経営・運営方針に関する理由
では、1つずつ解説します。
1.人間関係に関する理由
介護業界に多いのが、人間関係を理由に退職を望むケースですね。
介護は職種の違う人たちとチームとなって行う仕事なので、周囲との連携が必須です。
苦手な人ともコミュニケーションをとって業務を進めなければならないし、相性が合わないご利用者様のサポートもしなければなりません。
その過程で、トラブルやストレスも生じがちになりますよね。
また、スタッフ間だけでなく、ご利用者様やそのご家族様、ケアマネージャーや医療機関の担当者などとの関りも生じます。
関わる人が多い分、人間関係の悩みも増えてしまいますね。
なお、「介護の仕事はセクハラが多いの?」と疑問の方や「ご利用者様からセクハラを受けて困ってる」とお悩みの方は、こちらの記事を読んでください。
介護現場でセクハラが起こる理由と実際の事例、セクハラを受けた時の対処法について詳しく解説しています。
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2.収入面に関する理由
収入面の問題も、介護の仕事をやめる大きな理由の1つです。
まず1つに「今の生活に余裕がない」というものがありますね。
介護職の平均年収は約360万円と低水準になっています。(出典:厚生労働省『令和2年賃金構造基本統計調査』)
そのため、特に未経験もしくは無資格の人が現在の収入に悩みを抱えがちですね。
そしてもう1つに「将来の生活に不安を感じる」というものもあります。
介護業界では、経験を積み資格を取得することで昇給しますが、それでも業界平均より低いため、将来に不安を抱きがちになるのでしょう。
政府が推進する「介護職員処遇改善加算」という取り組みにより、介護職の給与は以前より増加していますが、それでもまだ不満足と感じる人も少なくないようです。
3.運営環境に関する理由
「常に忙しい」、「体力的に辛い」といった、運営環境からくる理由も少なくありません。
介護業界は慢性的な人手不足が続いています。
そのため「1人当たりの業務量が多い」、「希望通りに休めない」、「残業が多い」などいつも慌ただしい事業所も少なくありませんよね。
また、介護の主要業務の身体介助では、寝たきりや身体の大きな方を抱え支える機会も多く、体力が求められます。
そして、勤務時間が不規則で生活リズムが崩れがちなことに加え、無理な介助で膝や腰を痛め「体力的な限界」を感じてしまう人もいますね。
なお「8時間夜勤って辛いの?」、「16時間夜勤とどっちがマシ?」とお悩みの方は、こちらの記事を読んでください。
これを読めば、それぞれの特徴と違い、業務内容、メリット・デメリットが明確になりますよ。
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4.経営理念や運営方針に関する理由
事業所の理念や方針とのギャップも、介護をやめたい主な理由です。
当然ながら、理念や運営方針は、事業所によって様々ですよね。
お1人お1人に時間をかけてサポートすることを重視する事業所もあれば、効率や収益を重視する事業所もあります。
どちらが正解とは一概にいえませんが、自分がやりたいサービスを実践できず理想と現実のギャップに悩み、やめたくなる人も少なくないですね。
なお「介護職は底辺で負け組の仕事」だと悩んでやめたいと思っている方は、ぜひこの記事を読んでみてください。
読み終えると、介護は貴重で尊い仕事であることと、底辺や負け組と口にする人の特徴と口にする理由、「底辺」から抜け出す方法が分かりますよ!
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【退職する前に】介護をやめたいと思ったときの対処法
では、介護の仕事をやめたいと思った時、どうしたら良いでしょう?
大切なのは、勢いですぐにやめたりせず、冷静になって対応策を考えることです。
最終的には今の職場を変えるべきですが、やめる前に取るべき対処法について、先ほど見た4つの理由別に解説しますね。
1.人間関係に関する理由への対処法
人間関係の理由については、2つのステップで対処するのが良いですね。
①自分の言動を振り返ってみる
人間関係を理由にする人の中には「全て周囲のせい」と考える人も少なくありません。
例えば、私の施設で過去に、先輩に対する言葉遣いや態度が悪く、自己主張が多く人の話を聞かない人がいました。
それで、周囲とうまくいかず「人間関係が悪い」といってやめてしまったんですね。
これは、周囲のせいではなく「自分に非があった」ことに気づかなかったのが原因ですよね。
周囲のせいにする前に「自分に非はないのか」、「非を改めることで改善できないか」を振り返ってみましょう。
②上司に相談する
自分に非がないと分かったら、ひとりで悩むのではなく、上司に遠慮せず相談をしましょう。
人に相談をすることで、解決のための新たなアイディアが生まれるし、解決のために動いてくれます。
それに、悩みを人に聞いてもらうことで、自分自身の気持ちも落ち着きますよね。
職場の雰囲気を整える義務があり、それを実行する力が上司や経営陣にはあります。
遠慮なく助けを借りましょう。
2.収入面に関する理由への対処法
収入面の理由については、2つの対処法があります。
①夜勤の回数を増やす
夜勤のある事業所で働いているなら、夜勤の回数を増やしてもらうのが良いでしょう。
夜勤は少ない人員で行うため負担が大きいことなどから、ほとんどの事業所は「夜勤手当」を設けています。
夜勤の回数が増えることで「夜勤手当」に加え「深夜割増賃金」が得られるので、体力面に不安がない方は、収入を増やす一番の近道といえますね。
②資格を取得し資格手当を得る
並行して行うべきなのは、資格を取得することですね。
介護の資格は、難易度別に「介護職員初任者研修」、「介護福祉士実務者研修」、「介護福祉士」、「ケアマネージャー」などがあり、上位資格になるほど給与(手当)が増えます。
介護福祉士は3年以上、ケアマネージャーは5年以上の実務経験が必要ですが、「介護職員初任者研修」は未経験でも取得できるので、必ず取得し、その後さらに上位の資格を取得すると良いでしょう。
なお、介護職のキャリアアップについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
これを読めば、その仕組みや必要な経験・資格、給与の増加イメージが全てわかりますよ!
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介護職のキャリアアップ!仕組みや昇給額を介護経営者が解説
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3.運営環境に関する理由への対処法
「常に忙しい」、「体力的に辛い」といった運営環境の理由については、内容により対処法が異なります。
①常に忙しい
介護職の中には、何でも自分1人でやろうとする人がいます。
私の施設にも過去にいましたが、意欲は立派ですが、時間がかかったり負担が増えたりと、組織全体には必ずしもプラスではありませんね。
介護の仕事はチームで行うもので、周囲との連携が大事と前述しましたよね。
周囲の人の手助けを受けることで、忙しさから解放されるだけでなく、ご利用者様の安全や業務効率の向上につながります。
ぜひ、周囲とコミュニケーションをとって連携し、お互いに負担を補い合って仕事を進めてくださいね。
また、忙しくて心が折れそうになった時は、自分が目ざす将来像を改めて明確にしてみてください。
介護の世界で生きていきたいと思い、将来の目標が明確なら、忙しい中にもやりがいを見出し頑張れますよね。
②体力的に辛い
日常業務で体力面の負担を感じているときは、上司と相談し業務フローの見直しや役割分担の明確化などにより改善できることがあります。
また、勤務が不規則なことが要因なら、夜勤の回数を減らしてもらうなどの対応をお願いするのが良いですね。
そして、最も大切なのは、十分に静養することでしょう。
有給休暇を使うなどでしっかりと休み、体力が回復すると意欲も向上する可能性があります。
有給休暇を申請しづらいと思わず、遠慮なく上司に相談しましょう。
事業所としては、無理に働き続けることで退職につながるよりは、休暇を与えることでやめずにとどまってもらいたいと考えるはずですよ。
なお「1人で夜勤をするのが不安」と悩んでいる方は、この記事を読んでみてください!
「一人夜勤で不安を抱く5つのこと」と「不安を取り除くための4つの対処法」、「一人夜勤のメリット」について詳しく解説しています。
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【介護経営者のお悩み相談】介護の一人夜勤が不安な方へのメッセージ
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4.経営理念や運営方針に関する理由への対処法
経営理念や運営方針に共感できない場合、できることは限られています。
雇用をしてもらう以上、その組織の理念や方針に合わせて行動しなければいけません。
上司に相談をしても、運営の根幹とな経営理念や運営方針を変えることはとても難しいのが現実でしょう。
あなたがコントロールできることではなく、我慢をしていても良い結果を生まないため、潔く転職するのが得策かもしれませんね。
対処をした後の3つの選択肢
では、冷静になって対処をした後、その先はどうすれば良いのでしょうか?
主に3つの選択肢がありますね。
対処をした後の3つの選択肢
1.介護職をやめて異業種に転職する
2.今の事業所に残り介護職を続ける
3.今の事業所から別の事業所に転職し介護職を続ける
それぞれ見ていきましょう。
1.介護職をやめて異業種に転職する
選択肢の1つめは、介護業界から別の業界へと転職する道です。
介護の仕事では「接遇」、「コミュニケーション」などの能力が身につきます。
そのため、接客業などのサービス業には比較的馴染みやすいですね。
また、体力がある人や送迎に慣れている人は運送業などで力を発揮できるでしょう。
ただし、介護で培ったキャリアがあっても、異業種では0からのスタートです。
そのため、給与が低かったり、歳下の上司の指示を受けることもあるためそれなりの覚悟が必要ですよ。
2.今の事業所に残り介護職を続ける
2つ目の選択肢は「現状維持」です。
前述した対処法を基に行動した結果、悩みが改善し前向きに残ることができればベストですね。
そうであれば、現状維持ではなく「進歩」といえます。
逆に、対処したもののうまくいかなかった場合は、転職への不安や生活の心配から、やめるにやめられないかもしれません。
その場合は、我慢して続けることで精神を崩してしまわないよう十分留意が必要ですよ。
3.今の事業所から別の事業所に転職し介護職を続ける
3つめは、事業所を変えて介護の仕事を続ける、という選択肢です。
今の事業所で「介護をやめたい」と思っても、職場を変えることで解決できることはよくあります。
つまり、本当は「介護の仕事自体が嫌になった」のではなく、あくまでも「今の事業所に不満がある」ということなんですね。
介護業界は現在、求職者に圧倒的に有利な「超売り手市場」で、自分の希望に合った事業所に転職できるチャンスに溢れています。
また、介護業界で働くことは、多くのメリットがあります。
この後、介護の仕事を続けるメリットについて解説していきますね。
介護の仕事を続ける5つのメリット
介護の仕事は、続けるにふさわしい魅力やメリットがあります。
では、介護の仕事を続ける5つのメリットを解説しますね。
主に、こちらの5つがあります。
介護の仕事を続ける5つのメリット
1.年齢や性別関係なく活躍できる
2.キャリアアップの道筋が明確になっている
3.過去の経験やスキルを活かせる
4.景気に左右されず安定して長く働ける
5.家族の介護に活かせる
では、順に説明します。
1.年齢や性別関係なく活躍できる
年齢や性別に関係なく働け活躍できるのが、介護業界の大きな特長です。
厚生労働省の資料によると、介護業界で働く人の年代は、40代をピークに20代から60代まで幅広く分布しています。
ちなみに私の施設は、全員が中途入社で、70代でもバリバリ働いてくれているスタッフもたくさんいますよ。
シニア世代になっても長く働けるのが、介護業界の大きな魅力ですね。
2.キャリアアップの道筋が明確になっている
キャリアアップの道筋が明確になっているのも、介護業界で働くメリットですね。
通常、無資格からスタートして入門資格を取得し、上位資格になるにつれて職位や給与が上がります。
そしてその先には「介護現場を極める道」や「相談業務のスペシャリストの道」、「事業所の管理・運営の道」など、多くの選択肢があります。
また介護業界では、年齢や性別はキャリアアップに影響しないので、老若男女だれにでもチャンスがあるんですよ。
3.過去の経験やスキルを活かせる
介護業界以外の経験やスキルを活かせるのも、大きなメリットですね。
例えば事務経験は書類作成に、販売経験は接遇に、主婦経験は調理にといったように、介護現場には様々な経験を発揮する場があります。
また、経験や資格があれば、入社時の給与に反映されます。
さらに、介護職として習得した経験やスキル、資格はずっと残り、新たに転職する際も必ず有利になりますよ。
4.景気に左右されず安定して長く働ける
介護は、不景気の影響を受けず安定して長く働ける業界です。
2020年時点で28.7%の日本の高齢化率は、2045年には36.5%になると試算されています(総務省調べ)。
よって、今後も介護は長期的にニーズがあり続けることは間違いありません。
また、例え景気が悪化しても影響をほとんど受けず、安定した給与で長く働くことができますね。
5.家族の介護に活かせる
介護の現場で日々得ることは、実生活でも活かされますね。
人は必ず老い、祖父母や親に介護が必要な時が必ずやってきます。
そんな時、介護の知識や経験があると、大切な家族のためにどれだけ役に立てるでしょうか。
ご自宅での介護でも介護サービスを検討する場合でも、知識や経験があればご家族に最適な介護を実施できますよね。
なお「介護の仕事のやりがいと魅力・メリット」をさらに深く知りたい方は、こちらの記事がお勧めです。
介護は、日々感謝をされる、やりがいに満ちた仕事であることが分かりますよ。
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介護職のやりがいは?日々感謝されるその魅力を介護経営者が解説
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介護の転職に成功するための3つのポイント
介護業界で働くメリットが改めて分かったところで、ここからは、介護職への転職で失敗せず、必ず成功するためのポイントを3つ紹介します。
介護職への転職に成功するための3つのポイント
1.転職先が決まってから退職をする
2.事前に十分な情報収集をし比較検討する
3.適切な転職サービスを利用する
それでは、それぞれ解説します。
1.転職先が決まってから退職をする
今の職場をやめる前に転職活動を始め、新しい職場が決まってから退職をしましょう。
退職後に転職活動を始めると、転職先が決まるまでの間、経済的な不安が常に付きまといます。
また、入社後に後悔しないよう、自分に適した事業所を妥協せずに選別するためには、ある程度の時間がかかります。
その間に焦りが生じ、精神的に不安定になることもありますよね。
そのためにも、納得できる事業所から内定を獲得した後に、今の事業所に退職届を提出しましょう。
なお、退職の際は、今まで雇用してくれた事業所への感謝と敬意を忘れず、円満退社を心がけてくださいね。
2.事前に十分な情報収集をし比較検討する
自分の希望に合う求人案件について、徹底的に情報収集し比較検討しましょう。
介護事業所は「入所型」や「通所型」、重度の方が多い形態や比較的軽度な方の多い形態など、様々あります。
そして、それぞれにおいて求められるスキルやサービス、忙しさも異なります。
そのため、複数の事業所を比較検討し、その違いを理解し、自分に合った形態を選別することが重要ですね。
求人情報を得るには、次の項で解説する「適切な転職サイト」を利用します。
そして、希望の求人案件を複数ピックアップしたら、転職サイト内の募集要項には載っていない情報を収集します。
具体的には、理念や想い、方針などを事業所のウェブサイトで確認します。
これにより、入社後に経営理念や運営方針のギャップに悩む可能性を減らせますね。
さらに、ウェブサイトからは得られない職場の雰囲気などを知るため、施設見学に伺うと良いですね。
ちなみに、私の施設にも面接前に見学に来られる方がたくさんおり、いつも大歓迎していますよ。
これにより、入社後に人間関係で悩む可能性を減らすことができます。
実際に事業所で働く人たちと話をし、状況を自分の目で見て特徴や違いを確認した上で比較検討し、自分に最適と思われる事業所を選んでくださいね。
給与などの待遇面や通勤のしやすさなどの条件面だけで事業所を選ぶのは、論外ですよ。
3.適切な転職サービスを利用する
「介護業界専門の適切な転職サービスを利用する」ことが、転職の成功に欠かせません。
介護の転職サービスはたくさんありますが「サイト型」と「エージェント型」の2種類に分かれます。
それぞれの特徴は、以下の通りです。
①サイト型
特徴 | 転職サイトに求人が掲載されていて、利用登録後、自由に検索・閲覧・応募ができる |
登録後の流れ | ①求人検索・閲覧(自分で実施)
②応募(自分で実施) ③面接(自分で調整) ④合否連絡(応募先より直接) |
メリット | ・案件数が多い
・希望の事業所に応募できる ・気軽に自分のペースで転職活動ができる ・応募先の担当者と直接やり取りできる |
デメリット | ・求人数が膨大で自分に合う求人を見つけにくい
・サポートはなく全て自分で行う必要がある ・応募先の情報を詳しく知ることができない ・非公開の求人に応募できない |
②エージェント型
特徴 | 利用登録後、転職エージェント会社の専任の担当者(キャリアアドバイザー)と個別面談を行い、そこで共有した自分の経歴や希望をもとに、求人が紹介される |
登録後の流れ | ①キャリアアドバイザーと面談・キャリア相談
②求人の紹介・応募(キャリアアドバイザーが実施) ③面接(キャリアアドバイザーが調整) ④合否連絡(キャリアアドバイザー経由) ⑤内定後のフォロー |
メリット | ・客観的視点で自分に合った求人を紹介してくれる
・キャリア相談や応募書類の作成、面接の調整やアドバイスなどのサポートを受けられる ・応募先の詳しい情報を持っているケースが多い ・非公開求人を紹介してくれる ・紹介料等、お金は一切かからない |
デメリット | ・紹介してもらえる求人が少ないことがある
・キャリアアドバイザーとのやり取りに時間が取られる ・自分のペースで転職活動を進めにくい ・キャリアアドバイザーによってサービスの質が変わる |
では、次から、私が厳選したサイトを紹介していきます。
失敗しない!おススメの介護の転職サイト5選
1.介護の転職サイトを選ぶ時の4つのポイント
たくさんのサイトの中から、自分に合ったものを選ぶのは難しいですよね。
ポイントは、以下の4つです。
サービス選びの4つのポイント
1.転職活動の目的や条件に合っている
2.希望エリアの求人が十分にある
3.情報が充実し機能的で見やすい
4.プロのサポートが受けられる
ポイントは分かりましたね。
でも、介護の転職案件を取り扱うサイトは膨大にあるので「結局、どれを使えばいいの?」と悩みますよね。
そこで、この4つのポイントを踏まえた上で、これまでの介護と転職のプロとしての経験や知見を基に5サイトのみを厳選しました。
実際にサイトを利用して私の介護施設に入社したスタッフの声や、口コミやレビューの満足度を参考に厳選したため、自信をもってお勧めできるんです。
厳選した5つのサイトは、以下の通りです。
サイト名 | サイト形態 | 求人数 | 対応地域 | サポート |
ミラクス介護 | エージェント型 | ◎ | 〇 | ◎ |
かいご畑 | エージェント型 | 〇 | 〇 | ◎ |
きらケア介護求人 | エージェント型 | ◎ | 〇 | ◎ |
介護ワーカー | エージェント型 | ◎ | ◎ | ◎ |
カイゴジョブ | サイト型 | 〇 | ◎ | 〇 |
なお、1つずつ解説するにはかなりのボリュームがあるため、詳しくはこちらの記事を読んでください。
転職サイトの選び方や特徴など、じっくりと詳細に解説しています。
これを読むと、優良な転職サイトと事業所に巡り合いきっと転職に成功することでしょう!
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転職と介護のプロ経営者が厳選!今使うべき5つの介護転職サイト
続きを見る
まとめ
では、最後におさらいをしましょう。
今回解決した悩み・疑問は以下の4つでした。
1.介護の仕事をやめたいけどみんなどんな理由でやめてるの?
2.介護の仕事をやめたいと思った時、どう対処すれば良い?
3.もしやめるとしたらどんな選択肢があるの?
4.次の転職に失敗しないためにどうすれば良い?
どんな仕事でもそうですが、全てに満足できる「理想の仕事」など存在しません。
そのため、不満を抱きやめたくなるのはある意味当然といえますよね。
でも、実際は「仕事自体が嫌」ではなく、「職場が嫌」というケースも意外に多いものです。
そのため「やめたい」と悩んでも、行動を起こすことでその悩みに対処できることもあります。
もしそれが難しければ、転職するのがベストといえるでしょう。
介護の仕事は3Kと呼ばれますが、実は人に感謝されるとても尊い仕事です。
同じ介護の仕事をしている仲間として、1人でも多くの人が介護業界にとどまって一緒に盛り上げようと思ってくれたなら、とても幸せです。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
なお、やめたい理由が「介護職はネイル禁止だから」という方は、こちらの記事を読むと前向きになれますよ。
読み終えると、ネイルがN.G.の理由とおしゃれをする時のルール、ネイル以外のおしゃれ法などが分かりますよ!
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介護職はネイルO.K?答えと理由、おしゃれ法を介護経営者が解説!
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